花 陸が海に消えるまで。/
為平 澪
。 ねえ、先生、どうして・・・?
横たわる窓際に夏がきて、森から潮のにおいがします・・・
ねえ、どうし、、
(疑問符は罪です。もう答えてくれる人はいないのに、ほしがる、のだから)
先生は私の胸に手を置くと、
そのままひとさしゆびで私のカタチを、知ろうとします、
指、を・・・
かなしい
笑顔・・・、
もう、
愛しい/哀しい、、
それ/だけ.。
それだけ、で、
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