花        陸が海に消えるまで。/為平 澪
 
 陸に上がったモノたちが砂の城を築き上げ、アイスクリームの棒に,
自分の、しるし、をつけたまま、かえってこない/かえってこない。
 (生きてゆくということは これから死をみとること)

 私は社会の授業も倫理の授業もきらい、
そういって、教室から飛び出し、裸足で幽霊に会いに行ったの。
だってみんな透明で綺麗で、きたないコトバをつかわなかったから、、、。
って、いったら、先生は笑ってくれたのに、
おかあさんは「モウ、コンナコトハ、ヤメテチョウダイ!」って、泣くの、
どうして?
 私には小さなおかあさんが、 海辺で、
自分のお城を造り始めているのが見えるのに。
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