GW、渋谷で友達と/番田
う部分を売りにしている以上、「リアリティ」という部分ではアイドルの存在自体を売りにしたインパクトに比べると、致命的に欠けていた。
私たちが会うのはわりと久しぶりだった。彼はドトールが好きで、多分タバコが吸えるからだったが、いつも暇つぶしで入る場所はドトールだった。そして、渋谷の一角のその狭苦しい空間の中で、喫煙席にいる私は、息苦しかった。彼は好きなクイーンに関する話をした。彼が描いたフレディマーキュリーのイラストがフェイスブックで好評だと言うことだった。しかし、イギリス人には受けないと言うことを嘆いていた。また、怒りをあらわにしていた。私もその絵を見たが、UKで受けない理由がまったくわからな
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