しろうからKへの公開書簡 #04/しろう
殺するとして、大人たちは総じて花火を楽しんでいる振りをしながらその場の賑やかし程度にしか新しい火筒を手に手に持ち替えようとはしないことを子供の目はきちんと見抜いている。あるいはおいしい物、とりわけ甘い果物なんかも分かりやすいかな。なんだね、子供の頃の思い出を思い出すのは夏についてが妙に相応しいとは思わないかね?ここは晩夏の昼下がりの設定で西瓜か白桃にでもしようかとどちらかと言えばかつては桃が好きだったがやはり夏の風物詩ここで「風物詩」という語に筆者はゲシュタルト崩壊を起こしたことを明記しておくは西瓜であり今となっては西瓜を好むので西瓜にしようを食べる時だ。西瓜を大皿に盛り込んでみたならば、大人はお
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)