しろうからKへの公開書簡 #04/しろう
 
なるほど」「いやこれはおかしいな」というようなことを必ずしも経験則に依らずに識別しうるわけで。だけどそういう規定路線からのズレから何かを感得しようって態度にも、もういい加減に飽きてきたよなっていう。無論ここで文学論なんかを一席ぶつつもりじゃあないんだよ。そもそも方法論を持たないことが僕における方法論であり、こうした逆説的な自己言及でしかそれを示す事はできない。ついてはひとこと、我思うゆえに我思う、で済ませてしまえばいいかとも思わなくもないけれどそれでは単なる恥のかき捨てだ。あまり芸は無いがここは自己言及を重ねるより他にないだろう。
そうだ突然だけど今この瞬間はとても絵が描きたいんだ。比喩ではなく
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