術後/草野大悟2
る小さな気泡を払いのけるように、村中はキーボードを叩き続けた
桜咲く季節が訪れましたが、まだまだ少し肌寒い日が続いております。
この度、第二詩集『ふたり』をお送り頂き、ありがとうございました。
陽子さんにおかれましては、お元気にされているかといつも気にはなっておりましたが、私が何度ものこのことお見舞いに伺っても、
気を悪くされるのでは、と思いご遠慮させていただいておりました。また、このようなお手紙を書くことさえも、気持ちを逆撫でするのでは、と思っておりますが、詩集をお送り頂きましたので、何のお礼も言わない方が失礼と思い、お手紙を書かせていただいております。
詩集ですが、隅から
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