術後/草野大悟2
 
から隅まで読ませて戴きました。私の心に強く突き刺さるところもありましたが、何の弁解の余地もありません。ただただ、陽子さんが今後も少しでもよくなられることを願うだけです。
 まだ陽子さんが入院されていたころ、退職したら海の近くに居をかまえて過ごす、と言われていたのを覚えています。詩集の中で、ご自宅にエレベーターをつけられたということが書かれておりましたので、陽子さんもご自宅に時々帰られているのかな、と察します。
 海辺の街で過ごすことができない無念さを抱いた佐藤さんのご胸中を察し、大変胸が痛みます。本当にご無念だと思いますが、私はただ、佐藤ご夫婦に今後、たくさんのいいことがあるのを願うことしかで
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