7ジグソーみそ汁/吉岡ペペロ
 
た。

高校生が薄く目をひらいてあきらめたように微笑んだ。

おい!起きろ!ドアになにか突き刺さるような音がした。その音がなんども重なった。

ぼくは窓をあけて高校生を抱き抱えて飛び降りた。

お尻が一階のひさしにどんと当たってそのまま滑り落ちた。

家の造りが分からないから生け垣に沿って走った。

門が見えてそのまま道路に出て車にタッチしてドアを開け高校生を助手席に押し込みぼくはエンジンボタンを押して急発進した。

そしてそのまま電信柱に激突した。

バックミラーを見たらさっきのへんなおっさんが高校生の玄関から出てきて反対方向に走っていった。

ぼくはなにかの
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