欲望のドア/ホロウ・シカエルボク
までいる百日草のようだ
残したものは確かなまぼろしみたいな価値しかないが
そこに込められたものでしか語ることは出来ない
やり過ぎていけないことなんてなにもないのだ
目の前の誰かが
そのすべてに目を通すわけではないんだから
騒いで人目を引いて
その上で納得させられなけりゃ
責任は棚にやられて
自称してりゃいいだけのものになっちまう
一般的な羞恥心さえあれば
そんな場所になんか一秒だって居たくないと思うさ
成してないのなら同じことだ
どんな顔してたってそれだけのことだ
遊歩道のある森に入って木の幹にかけてある看板を読んで無数の木々に関する知識を得たところでそいつは所
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