奇世の泡粒(xeno-pop)/なけま、たへるよんう゛くを
巻く
物笑いの種を 植えるのは笑う側
悲哀は臨時に飛来 見(み)帰る
魅力というのの尺度は眼鏡
私欲という物角度はネガめ
人が言う 君の行動に 重みがない 実績なく 思いがない 目的なく 趣きがない 信念なく
人が言う 君の言葉に 思いがない 考えなし 趣きがない 技量なし 重みがない 誠意なし
人が言う 君の相貌に 趣きがない 造形も悪し 重みがない 態度も悪し 思いがない 悲喜もなし
目の前で猫が段ボール山へ逃げる 目の前で老人が三車両幅の車道を横切る 目の前で人が怒る いつもそうだ いつもそうだ
僕が暖かい部屋へ入るとき 戸は示し合わせ
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