すべてに齧りつく(適わなくても)/ホロウ・シカエルボク
 
ことに気づいたときに、本来の自由というものが判ったんだ、どんな風に流れてもいい、どの流れに移ってもいい、戻ってきたっていい、やめること以外はなにをしたって構わないのさ、戦士がウェポンを求めるのは当然のことだ、そうだろう?紙の上のポエジー、観念の上だけのポエジーになんてハナから興味は無いんだ、触れれば血を吹くような強烈なものが欲しいのさ、ずっとそんなものを求めて生きてきたんだ、どんな暗い夜の中に居ても…魂の地雷原で生き残ることは快楽さ、そいつのためなら多少どこかが壊れていたって人生を生きようとするものだ、生来的な欠陥になんてたいした意味は無くなる、むしろそれはなにかを知るためのきっかけにもなる、魂の
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