枯れた花束をお前の寝床と、俺の胸元に/ホロウ・シカエルボク
、変化しない入口から潜り込んで、すべての変化を見届けながらひとつのかたちを見届けなければならない、すべてに目を配ることが大事だ、要らない部分を作り上げちゃいけない、取捨選択はクレバーなやり口のようで時に下手な鉄砲よりも拙い取りこぼしをやらかす、ハナからすべてを見ているなんて考えるからそんな間違いが生じるんだ、どんな上等な目を持っていたところで、俺たちが日常的に目に出来るものなんてそんなにたいしたものじゃないのさ、そこにどれだけの年数が存在しようが、どれだけの手応えが存在しようともさ―頭の中だけの遊びにしちゃ駄目なんだ、頭の中だけの遊びに終始すると安っぽくなって裏で笑われるのがオチさ、だけど、当のご
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