枯れた花束をお前の寝床と、俺の胸元に/ホロウ・シカエルボク
 



お前の魂は瞬間に凍りついた、微動だにしない寝室に静かに横になって、崩れかけた廃墟の中に死体のように転がる人形みたいに沈黙している、ライターでしつこく炙られたような煤けた肌、目玉はビー玉のように時間の断層の一点をじっと見つめたまま―それだってとうの昔に飽きているのに…昨日か一昨日か、退屈凌ぎに千切れるほど噛んだ膿んだ舌の先から自白のように溢れ出た血はいつだったか些細なことでこっぴどく殴り飛ばした誰かの顔を思い起こさせた、暴力という分類じゃない、そいつは決して暴力という分類ではないんだ、そいつはあくまで感触による回帰であり、流れた血…血が流れるときに俺が喚起するものがいつでも変わらないとい
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