エロビデオ屋での葛藤とレモンティー/瓜田タカヤ
 
物が置いてあっただけであったのだ。

ある意味、大人のおもちゃコーナーでオナホールやローションなどを
選別するところを女らに見られるバツの悪さのほうが
面白さ的にはよかっただろう。
別の考え方をすれば、それは羞恥プレイとして、
非常にミラクルなシチュエーションだったのかも知れぬ。

しかし女らがそのコーナーから出てきたときに
熱が冷めた。一人の女が、もう一人の女にぎゃははといった感じで
笑いながら人目もはばからず
「アンタレイプ願望あるんでねえ?(あるんじゃない?)」
と言ったからだった。

やはり羞恥心が無ければならぬのだ。
暗部にあるどこか後ろめたいエロチシズムを
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