時間の概念の分岐、無数の死体を振り回し、すべてに点火しろ!/ホロウ・シカエルボク
えればいいだろうか…?夜の胃液の中で溶けるのを待っている、夜の胃袋の中は凍りつくみたいに寒いけれど、その痛みにはどこか優しいものが隠れているような気分になる、それはもしかしたら、愛すべき愚かしさを抱えて離そうとしない愚かな魂の安堵なのかもしれない、いま、何時くらいだろう?相変わらず膝を折りたたんだまま俺は考える、最後に時計を見てからいったいどれくらいの時間が過ぎたのだろう?あまり時計を見ることがないのだ、時計はあることはあるけれども…それはいつでも俺の背後に置かれていて何かの拍子に目に入るという程度のものに過ぎない、俺にとって時間と言うものはそれ以上の意味を持たない、そもそも時間と言う概念自体、便
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)