星が降った聖夜/くみ
たから。
自分が贈られたプレゼントはちょっと微笑ましく思ってしまう小さな小物類の詰め合わせだった。
自分が好きな色のリボンの付いた、少し大き目な箱を開けると、中から小さな可愛い蝋燭や手帳に貼れそうなシール類、手のひらサイズのスノーボール、小さな指輪、その他にも細々した物達が沢山詰まっている。
「何送ったらいいのか分からなかったからさ、色々考えてお前の好きそうなちまちましたやつ集めてみた」
「ありがとう!凄く嬉しい。ちゃんと大事にしまっておくからね」
「ちゃんと使え」
「だって使うの勿体無い位に可愛いんだもん」
「物は使ってこそ味が出るんだよ。知らないのか?」
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)