頭蓋の空洞は囁く/ホロウ・シカエルボク
 
の脳味噌を吹っ飛ばせよ、俺の脳味噌を吹っ飛ばしてくれよ、命や、死や、富や、名声や、喜劇や悲劇を望んでいるわけじゃない、そのなにもかもがごちゃ混ぜになったうんざりするような色味のパレットの上で、俺の脳味噌をぶっ飛ばしてくれ、俺はずっとそうして人生を繋いできた、これからもずっとそうさ…強烈な一撃、強烈なワン・ショットどこからやってきても構わない、後ろからの不意打ちだって…!常に、常に、常に、変化のありかたについて考えることさ、出来ればこの俺の細胞たちには自己申告制で死んで生まれてもらいたい、そんな風に考えることはないかい、そんな風に知りたいと考えることは?俺が知りたいのは絶対的なテーゼじゃない、絶対的
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