Love Letter/竹森
の下 っていたのだ水を欲しがる
には学校が溢れ出して胞子 くせに飲めなくて語らない
を飛ばさない女の子もいて 接吻によってしか語らない
唇を失くした女の子はもう星の数を数えていない。月の数は数えなくてもわかる。馬と羊のどちらにあの子の上唇をやり、どちらにあの子の下唇をやるかは、どちらが雄でどちらが雌か決める様なもの。目蓋のどこまでも落ちていくその長さで。満月と地球がどこかの眼窩にはまってしまうその落差で。
おかのうえに
とりのこされた
どうぶつたちのあいだで
ほしをつなぐゆうぎが
(ようやく)はやりだして
わたしは ひとまわりして
ほしぼしのしんわ
(それは)か
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