ブリッド・プロット・フラット/ホロウ・シカエルボク
 
う、欲望というにはそれは、あまりにも大人し過ぎる気がした、求めているというアティチュードではなかった、行列は確かにそれぞれがそれぞれの力で歩いていたが、そこには意思というようなものがまるで感じられなかった、まるで先頭の誰かに糸で引かれているかのようだった、あるいは、プログラミングの行程…プログラミングが構築されている、マシン言語の並ぶディスプレイをずっと眺めているような、そんな感覚だった、それは確かに何かを構築するのだろう、それは確かにひとりの力では成し得ないようなものだろう、それは確かに堅牢な城のような印象を見ているものに植えつけるだろう、だけどそれは裏を返せば、こいつらにはひとりで何かを成し得
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