ブリッド・プロット・フラット/ホロウ・シカエルボク
し得るようなつもりはまるでないのだということでもあった、それが、俺がこの行列に感じている違和感なのかもしれなかった、そう、言語…彼らはそれぞれが単語でしかなく、こうして連ならない限り単純な意味しか語れないのではないだろうかと思った、俺は立ち上がり、他の道を探すことにした、この行列が果てしなく続いているなら、またどこかの道で行く手を遮られることもあるだろう、だけどそれがどうだというのだ、俺の行きたい場所はひとつではない、もしもどこに行っても行く手を阻まれるというのであれば、地を掘るか空へ飛び上がるような手段を考えることだって出来る…もっとも、皆殺しに出来るほどの銃弾があれば、それが一番手っ取り早いのだろうけど。
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