ボクの名画座〜映画あ〜じゃこ〜じゃ〜第一館/平瀬たかのり
になってたかもしれんな……ってなんだそれ(笑)。
?『台風クラブ』(1985)
〈監督=相米慎二:脚本加藤祐司>
好き嫌いがはっきり分かれる作品かもしれません。
「なんじゃこりゃ?」な場面もけっこう出てくるし、終わらせ方に納得いきかねるところもあったりする。それでもこれは80年代邦画界に大きな爪痕を残す名画。
台風襲撃直前の学校に取り残された少年少女たち、そして街をさまよう一人の少女…ってこの設定が素晴らしいと思うのです。そんな状況に置かれたら、そりゃこの年代の抱える危うさ、もどかしさ、やりきれなさ、全開するってものですわ。やっぱり映画って最初の設定がすごく大事だ
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