四国旅行中の夢日記/中川達矢
 
るエレベーターで僕は必死で降りようとする。周りの人は、机に座ったままで焦る様子がなく、僕はエレベーターの到着を必死で望んでいた。どうやら隣で同様の面持ちの男子がおり、エレベーターが到着して、二人だけが乗り込んだ。
 僕らは下に行きたかったはずだが、エレベーターはなぜか10階に向かう。非常事態だからエレベーターがよくわからない動きをする。
 10階についたものの、隣の男子は、閉めるボタンを押したままにして、扉を開けないようにする。いたずらっ子の笑顔を浮かべているが、そんな場合ではないだろう。僕は咎めて、エレベーターの扉を開ける。
 すると、目の前には無残な光景が広がっていた。
 10階の扉が
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