四国旅行中の夢日記/中川達矢
のに。
僕はその遊びになんとなくはいって、ボールを蹴ったり、バスケットボールでヘディングだけのリフティングをしたりする。たしか、さっきのヒロインもその中のどこかにいたはずだ。僕がうまくリフティングできないでいると、知らない女子が得意気に一本指の上でバスケットボールを回し始める。
そんなふうに軽く馬鹿にされるのもさっきの稽古と比べたら、楽しいものだ。
気づいたら教室にはある程度人が集まり、それも七階で壁がなく、空中に浮いているようだった。
そんなさなかで、少し離れた先に突然竜巻が起こり始める。
おそろしい恐怖だ。教室はぐらぐら揺れはじめ、崩れるかもしれない。
教室の中にあるエ
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