四国旅行中の夢日記/中川達矢
主役も挨拶をして、僕だけが舞台に取り残される。相変わらず何をしていいかわからない。
中央に出て、何かやろうとしたところ、どうやらこのシーンは終わりを迎えたみたいだ。僕が挨拶するシーンは別にあるみたいだ。
その稽古もあるのかと思ったが、どうやらその日の稽古は終わりみたいだ。みんなは舞台からはけ、思い思いに笑顔で談笑し始める。
ひとあな抜けたと一安心するが、稽古後の周りの視線がこわかった。
舞台の稽古をしていた音楽室のようなところは、次の予定が入っているみたいで、僕は隣の控え室のような小さな部屋に移動した。
次々と演者さんが入ってくるので、お疲れ様でした、と声をかける。「お疲れ」「
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