四国旅行中の夢日記/中川達矢
 
 舞台の左右で演者が二組にわかれ、前の人の腰に手を回し、5人ぐらいでひたすら円を描くようにまわりつづけた。
 僕は主役だから、円の先頭にいる。僕の腰に手を回しているのは、ヒロインと思わしき妖艶な女性。
 向かい側の円の先頭には、準主役と思われるかっこいいお兄さんだ。おそらく彼は主役をやりたかったに違いない。動きも華麗だ。
 円を描きながらの陽気な踊りは、次第に人が減っていく。円の後ろの方の演者から舞台の中央に行き、演者挨拶のように最後のセリフを言って舞台からはける。
 僕の後ろのヒロインは僕の腰から手を離し、中央に躍りでて、陽気に挨拶をする。準主役はそれを盛り上げるのも上手だ。
 準主役
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