「反復」先田督裕 生きるための詩について書いた/nemaru
いるだろう。君は詩を書いて生きているのか!アスファルトに咲く花のようにか!ミリオンヒットに身を重ねたいと思いたくないからこそ、詩を読むのであろっ。我が夫となるものはさらにおぞましいものを見るであろっ。
生きるのに使える詩を書きたいというところが目標だ。その力が希薄なので困っているのだ。希薄なら高めねば。生きねば。ダイビング・スポットを探しに行く旅なのだ。頭のなかで天才バカボンのエンディングテーマが流れているのは大丈夫なのだろうか。
そういえばこの間、岡田隆彦の「ラブソングに名をかりて」の気分を味わうために、わざわざ東京まで行ったのだった。恋人もいないのに。それで元の彼女に電話して、開口
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