笛吹き少年の行くえ(3)/Giton
承した早池峰系神楽は、花巻市を中心に40団体以上にものぼります。」
「岳、大償の両神楽は、総称して『早池峰神楽』と呼ばれています。」「岳の早池峰神社に文禄4(1595)年の記録がある獅子頭が残されており、大償の別当へ伝えられたという神楽伝授書の控えの巻物には、長亨2(1488)年の銘があることから、この時代には、すでに神楽が伝承されていたことがわかります。」
「山伏神楽の特徴としては、獅子頭自体に神の力が載り、堂々と現れるものと考え、権現様と呼び、奉じます。以前は、神楽の集団が旦那場を回り、門ごとに権現舞を舞って神楽を演じていました。早池峰神楽では、この慣行が『回り神楽』『通り神楽』と
[次のページ]
[グループ]
戻る 編 削 Point(3)