「羅須地人協会」と満州開拓団との繋がりについて(ノート)/Giton
まちを過ぎりぬ
かの線の 工事了りて
あるものは みちにさらばひ
あるものは 火をはなつてふ
いづちにか ひとは去りけん
第1連は、鼓をたたきながら表通りを過ぎてゆく朝鮮人飴売りの特有のリズム(♪♪♬の三拍子)を病床で聴き、強く印象に残り、その民族のいにしえの行軍のありさまを想ったという内容。
第2連は、内地に出稼ぎに来た朝鮮人工夫たちが、従事していた鉄道工事が終ると、ほかに雇ってくれるところもなく、道ばたで野宿したり、放火したりして物議を醸していたが、いつのまにかどこかへ去ってしまったという内容。
この当時(1930年前後)の一般的な新聞雑誌の
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