Eyeと詩の間(はざま)で/ハァモニィベル
 
の鼻模様


あのときも  そのときも  ・・・そして、
あのときから  ずっと  このときまで。


でも、


振り返れば きみとぼくは、
ぼくらは、この場所で、

たった二つの命だった・・・

づっと・・・


    ――二人で遠くまで散歩したね
      林を抜けようと、ぼくが選んだ道を
      ところが 歩いてみたら まるでどろどろの道だった
      泥の中へ踏み込むたびに、きみは、
         「へっちゃらよ」 とか、
      自分の台無しになった靴まで笑って
         「大丈夫よ気にしないで、ほら、草で拭け
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