存在と無存在と実存在と(“存在”の本章として)/HAL
たちもさらにまた違う誰かたちもそれを肯定できるだろうか
それを受け入れるならそのままにしておけばいい
しかし無存在となっての存在を拒絶し実存在となって存在したいなら
すぐにでも現実と仮想現実の見分けがつくうちに
まずきみらが仮想現実と対峙しそれらが存在できない世界を構築することだ
でも手強い相手であることだけは忘れないように
見えないからね つかめないからね
見えているのは鏡に映った仮想現実の虚像でしかない
無存在と実存在の違いを知りたいのは分かる
でもいまは無存在は静的であり実存在は動的であるとしかいえない
それは実際の戦争よりも多くの心の犠牲を伴うだろうが
実
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