続・詩のしくみについて (折口信夫とわたしの因果関係を妄想する)/たま
能力のひとつだという確信のようなものがあります。だからこそ、人間は時として神の空間に存在して詩が書けるのです。
わたしたちは様々な神と共存するが故に、神になることもできるということです。
詩はどこにあるのか? 別に、どこにあってもいいような気がします。なのに、どうしてそんなことを気にするのでしょうか。わたしにとってその理由はたったひとつです。
「新しい詩」もしくは「新しい小説」を生み出したいという願望があるからです。
そのためには、詩の存在を証明し、自明にする必要があるとわたしは考えたのです。しかし、それは哲学ではありません。わたしは「しくみ」だと想うのです。それで、その「しくみ」を支
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