白い子。/nao
したら、可愛い可愛い私が見えて、深海魚にも、もうなれない。深海魚をやる私になる。深海魚をやる私の骨は、化石になっても私の人骨で、瞳は退化せずに黒黒しく潤い揺れる。深海魚もやらなくなった私であれば、体内の深紅色が度を越してしまって、何を孕んでいるかよく分からないでしょう。それは恐らく、血中まで「愛」や「経験」という類の言葉達が付属して、あらゆる事柄を匿っているから。
そんな血液を全身に巡らせている君らの、幻覚ならば四方八方から撮影済み。労働を始めて暫くしてから、君らは幻覚を破り、姿を持った。だから、私は、ざっくばらんに両手で丸めて焼いた。笑っている口から差し出したのは、楽しい夜の酒のつまみ
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