螺旋階段A/
凍月
ふと思う
ぼんやり
と不確定
な予感が
この螺旋
には多分
終着点が
ある気が
段数さえ
解らない
それでも
謎の予感
は確かに
心の中に
存在する
さて次は
三段目だ
その次は
四段目で
その次は
五段目か
いつしか
カウント
に飽きた
それから
もう何も
考えない
無心の内
にふらり
と上がる
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