出来過ぎた話だと思われるかもしれないが書き終えたのは四時四十四分だった。/ホロウ・シカエルボク
 
るだけの速度が必要になる、これはそのことについて語っているようで全くの他所事で塗潰されているようなものでもある、なぜならある一つの事柄について語ることは、けっしてそれ自体を語ることが出来るようなものではないからだ、その周辺の何か、それによく似た何かをどうにかこうにか構築しようと模索しているだけに過ぎないからだ、時刻を見てみろ、午前四時だ、ほとんどの人間は眠っている時間だ、俺は眠れなくなった、のんびりとした加重する夢を見て…目覚めたら眠れなくなった、眠る前に見たクソみたいなホラー・ムービーのせいかもしれない、だけどそんなものが関わっているなんて考えたくもない、そんなものを見ながら眠りにつくことなんて
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