約束/アンドリュウ
 
究に支障をきたすからと全ての連絡を絶ったのは一途な美智子の提案だった
ところが状況が変わって帰国が伸びた
もう3年我慢すれば講師ではなくてもっと上の椅子が手に入るかもしれない 
さんざん悩んだ挙句四郎は帰国を延ばした
美智子には手紙で事の次第を連絡した
最後には6年後の同じ日に山頂で会おうと三回同じ言葉を並べた
美智子から返事は無かったが一途な美智子の事 
きっと旅立つ前の連絡はとらないという約束を律義に守っているのだろう
そう前向きに解釈していた
美智子のことだけを考え遊びの誘いは断って勉学に邁進した
ところが事態は急変した 
無事に6年の研究期間を終え一週間後に帰国という
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