『演者』と『目』  〈社会を分割する二つの属性〉/yamadahifumi
 
制作側は、「最初と同じスタンスでやっている」という事になり、この意識のズレは中々埋まらない。どちらかがこの根本事象に気づかなくてはならないだろう。

 僕は芸術作品にしろ、商品・製品にしろ、基本的に消費者のニーズを越えなくてはならないと考えている。商品や製品、または芸術作品というものは、作者と読者・視聴者との闘いの、その結果である。しかし、その結果は人目を忍ぶものである。何故かというと、今はやっているものが、視聴者主導で、彼らが面白がっているから成立しているものなのか、それとも製作者主導で、その商品に人々の価値観を上回る価値があるから、売れている(売れかかっている)のか、その二つは市場では基本
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