灼熱の化石には肉体の名残は無い/ホロウ・シカエルボク
いうスタイルが一番しっくりくるんだけどさ
ロンドンコーリングって、あれだよ
リバーに似てるんじゃないかな、スプリングスティーンの
汗と油と
埃っぽい風の匂いがしてるんだよな
でも、だけど
そんなことよりも
チクショーッて気持が一緒なのかもしれないよな
そうさ、ひとりぼっちで雨に濡れながら
霞んだ街灯を見上げてチクショーッって呟くような感じのやつさ
それはきっと
アラクヴァグラミアンに幾晩も幾晩も
休むことなくアクセルを踏ませ続けたやつなんだ
フリーウェイなんかなくても
明
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)