混迷錯雑した小説論/yamadahifumi
、中学生ぐらいの世代が読んでいるのではないだろうか。そういう気がするが、どうだろうか
「小説家になろう!」の「異世界迷宮で奴隷ハーレムを」もみたいな作品も小説だし、また「罪と罰」も小説である。どちらも小説だが、この二つは全く違う。当たり前の事だがこの二つは全然違う事実である。では、どう違うのだろうか。
まず、それは小説が現そうとするテーマが根底的には違う。それは全然違う。そしてそれに伴い、登場人物の複雑さ、また文体の有無なども全く違う。そして文体のない作品の方が、一般的に読むのは簡単であり受け入れられやすい。だが、それらの小説が古典として残る事はおそらくはないだろう。何故かと
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