才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言/yamadahifumi
近、芥川賞を取った作品を読んでみよう。それらほとんどが、最初の二ページくらい読めば、その先は読まなくても良いものだ。なぜって?。・・・もう、聞かなくても、わかるだろう。君は、その本の最初の二ページを読んだ瞬間に、ある既視感にとらわれる。そして、それはその前に芥川賞を取った作品にそっくりかもしれない。そこには、正に「定規で線を引いたような」限界があるんだよ。この限界を突破しないで、どうしようっていうんだ?。
・・・僕は色々、言い過ぎたかもしれない。君のような、若き才能溢れる作家に、僕は色々と言い過ぎたのかもしれないね。僕は・・・・何の賞も取っていないのにね。・・・でも、僕が君に付け足しておきたい
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