彩とリドリ 【連詩より】/ハァモニィベル
 


霊力のある光の実をみつけ
ンバサンバァ ンバサバンサァ ンバァサバァ
と、麓までなにかを咥えて
ひるがえして飛び立った。

北の斜面では まだ いきをしていて
たちならぶ鳥の大黒柱が
我が家の軒先に突然 舞い降りると、
わたしのばあいは
くまなく良いらしいと告げた
ついでに、
森の囀り
  を
目覚めさせてくれたのは
 リドリ
そう聞いて、わたしは、
やっと、見っけ。
   と、
そう深く安堵の溜息をつく。


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そうだ。君なら信じてくれるだろう
今朝、玄関で
私は おぞましい真赤な
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