『 夢セイRunの着床 』/狩心
 

 安心すると拡大を止める

 丁度その頃にやっと
 湯呑み一杯の苦い珈琲を
 飲み終える事にセイコウし、
 アメーバの反復繁殖のように広がった影が
 一気に私へと帰化してくる

 私というものは
 いつもその衝撃に耐え切れず、
 You know meを落として
 割ってしまう

 煮詰まった気泡の
 焼け爛れた羽を手に持ち
 空間と空間を差別化するブーメランのキドウを確保し
 あらゆる衝撃に耐え得る
 可能性の朝、

 無精卵の友を秘めて
 ヒ、目事のように断食(ダンショク)

 例えば、
 「 終わる 」はずだったものを
 終わらせないように
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