Gass(中毒なんて視点で語るならたぶん)/ホロウ・シカエルボク
ていくから…新しい言葉と新しい音楽、芸術の定義なんてそれだけで結構だ、それは常に、瞬時に構築されていくべきものなのだろうから…ベランダではキジバトが古くなったパンを啄ばんでいる、今朝のうちに撒いておいたのだ、どういうわけかここにはよく彼らのような生物が飛んでくるから…奴等の食物に短い詩を書いておけば、飲み込んだ瞬間に空を飛ぶことについて語り始めるだろうか?ふん、くだらんね、どうも…湿度はどんどん上がっていく、湿度はどんどん上昇していく、ああ、忌々しい…天気予報はなんと言っていただろうか?どうしておれはそれを見ていなかったんだろう?過去は絶対に取り戻せないからこそそう呼ばれるのだ、そうしておれたちは
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