HHM2講評/香瀬
m」と「朗読用テクスト 未完成交響詩 第17楽章「詩人のやさしさについて」」を引用した本投稿作は、文中から察せるような、馬野幹作品の熱さにあてられて、一気呵成に書いたかのような印象です。大覚氏が言い切っている「詩を書こうとして書いた詩は、それがどれほど詩的であったとしても、詩“的”なものでしかない」という言葉を真似れば、作品を評しようとして書いた評は、それがどれほど評としての体裁をなしていたとしても、ただそれだけに過ぎない、のかもしれません。
結構な分量がある投稿作ですが、ほとんど何も語っていないようにおもえる内容の唯一である「馬野幹すげー!」というおもいが、ほとばしりまくっています。馬野氏の
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