HHM2講評/香瀬
 
氏の読解は、自身の読みに真摯であろうとすればするほど、独りよがりとなってしまう面があるようにおもうのですが、このスタイルでは絶えず揺さぶられる文末が他者の視点を読者に意識させることに多少なりとも成功しているようにおもいました。また、「no title」読解のキーとなる「外人」「異邦人」という他者の存在を、ヒヒョー自体が体現している点で意欲的な取り組みのようにもおもいました。







・「テキストサイトも詩だ」賞
・九十現音
・二階堂奥歯『八本脚の蝶』/小宇宙の不可能性
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