俺の今生という名の道標/ホロウ・シカエルボク
え定義出来るならどんなことをしたって構わないんだってことになる、俺はそんな甘っちょろいものにはどんな興味を抱くことも出来ない―ならば俺が望むものはなんなんだ、と俺は考える、考える必要などないのだ、本当は―考えることが大事なのではない、それがどんなものでもいい、追い求めることが必要なのだ…具体性など決して求める必要はない、的が見えていようが見えていまいが、正しい方向に放った矢はきちんと真ん中を射抜くものさ…知ることなんかそれが当たってからで構わないんだ、欲しいものに名前をつける必要なんかない、大事なのはどこを狙えばいいのかってことを判っているかどうかなんだ―そう、どうしてこんなものを書いているのだろ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)