俺の今生という名の道標/ホロウ・シカエルボク
 
だろうか?もういいと思えるまで、どうしてこの文章は続くのだろうか?俺はこの連なりの意味を把握しているだろうか―?そう、つまり、把握してはいないが知っている、そういうことさ…どんなに細工をこうじたって、水は流れやすい方向にしか流れていかないものさ、塞き止めないことが大事なんだ、こうしなければならないなんて、余計なこだわりを持って、流れをせき止めたりしないようにしなければ…真剣さと自由さを持ってすべてを進めることさ、それが一番大事なことなんだ、考えることなくぶちまけて、流れる先を見送ることが…歪みは生じた、俺は歪みの中で生きている、水は流れていく、それがどんなものでも、どこかに進んでいることが判るなら俺はゆっくりとその先を眺めているだろう…。



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