【HHM2参加作品】舌平目のムルソー(suigyo)を散瞳する/澤あづさ
「君はわかっているのか。一体本当にわかっているのか? 誰でもが特権を持っているのだ。特権者しかいはしないのだ。他のひとたちもまた、いつか処刑されるだろう。君もまた処刑されるだろう。人殺しとして告発され、その男が、母の埋葬に際して涙を流さなかったために処刑されたとしても、それに何の意味があろう?」(カミュ『異邦人』中村光夫訳より)
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これよりこの詩(http://mb2.jp/_prs/7935.html-0)は、この読解の特権で殺される。
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詩には【no title】(無題)と題されている。
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