【HHM2参加作品】舌平目のムルソー(suigyo)を散瞳する/澤あづさ
んだよ】、
友人:【青い少女】は房水なのか涙液なのかって、あんなに無駄に紛糾したのに。よくよく考えたらただ単に【青い花が好きだった赤い少女が白い文法の群生する野原を駆けていく】の換言じゃん!
澤:ね。舌平目のムルソーはあのタピオカとは違う、根本的に論理そして論理破綻が見所なんだたぶん。
友人:リズムが心音のように響く読点とか行わけとか、いかにも叙情的に余白たっぷりなふりしといてね!
澤:叙情と論理のそのギャップは、わたしが思うこの書き手に顕著な見所です。特に2章はさらっとしてるぶん、破綻がすげー迫力に見えるねー。まーなぜそう見えるかったら、単にわたしたちの頭が悪すぎてEureka!
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