【HHM2参加作品】舌平目のムルソー(suigyo)を散瞳する/澤あづさ
 
してるから、目を伏せるっていう行為が【(視線が)星へ(土に)上がる】ってことになる。って仮定してみよう。死んだ人の瞳は地球になるから、地球の外から見れば青いわけだ。
 澤:なぜ青いかったら水の星だから、あるいはみどりの星だからってことで。【星へ上がった人たちの瞳は青いから、とても「き」をつけないといけない】は、「沐」の字に換言できるかな。
 友人:お、いいねそれ。水と木に喩えて輪廻を表してるんだって思えば、【燃えたものは、白く冷えて土に上がる。上がってから、下がって、また黒くなるのさ】って詩文も納得だよ。循環する水を浴びるように浴びせるように人は祈る、あるいは呪う、それで心に白黒つけたがるんだ
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