【HHM2参加作品】詩の入り口に立つためにー『母乳』ちんすこうりなー/深水遊脚
児を推奨するのには根拠がある。よかれと思って母乳育児を推奨する人の経験則にも根拠はあるかもしれない。でも、現実に受け入れ可能なものだけが共有されるのであり、無理に何もかもを押し付ければ、barrier(結界)が張られ、伝わるものも伝わらなくなってしまう。
以上、この詩全体をゲームにたとえて、できるだけ客観的に分析してみた。この詩が与える刺激は、この詩の魅力のひとつだと私は考える。でもこの詩は、読む人が自分の思い込みに引き寄せて読んでしまいがちだと思う。どの立場から読んでも、詩の言葉だけでは解消しない不快感が残ることと思う。だから、一度骨組みだけの状態をみて、言葉だけを確認できる状態にして客
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